砂漏

砂漏(さろう) きらきらすべりおちる時間のなかで、去ろうとする思いをとじこめて

情念、だれかの愛の深さ

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photo: Gas Works Park

さて、就活前に立ちはだかる自己分析。

 

20数年しか生きていないのに波乱万丈だったわたしの人生を直視することになる。

 

なんでこんなにハードモードの人生歩んできたのかと、動揺したり

自分がどれだけ愛されていたかということにあらためて心が揺さぶられたり

謝りたい気持ちやどうにかしてしまいたい気持ちがあふれたりして

 

一言でいうとまじつらい、しらふじゃ無理。

 

でも図書館で日中にやってしまいたかったので

なにか対策を、と頭をめぐらせ

演歌をYouTubeで流しながらやることにした。(普段は聴かない)

 

人生の荒波をのりこえたり振り返ったりするにはここまでのパッション、

 

情念の激しさがぜひとも必要だ。ポップスじゃ到底拮抗できない。

 

若者は演歌を聞かず、としを重ねるほど演歌がしみるのは、この情念なんじゃないかな。

 

若造でも、たくさんの激しい荒波に出会ったら演歌に流れ着くはずで。

カラオケ行くと演歌をうなるように歌っていたわたしの男友達は

親を亡くすという激しい感情の荒波の中で、折り合いをつけながら

生きてきたひとだった。

 

写真は、旅行中にみかけたもの。

どういうきもちで、地面に刻んだのかしら。

 

誰かの愛の、かたちと深さ。

情念。

 

なぜ海外には演歌がないのか、

きっとこの書き手には演歌が染みるはず。