つれづれ
Photo: Minato-ku, Shiba 花は盛りに、月は・・・という雅な文章を習うずっとずっと前の ちびちびだったころから、わたしはこういう感性だったかもしれない。 えのきょうしつ、が「絵、の、教室」だとすら認識していなかった頃。 絵の先生が新聞紙に包まれた…
福岡の親友から小包が届いた。 中身は、ビーツの酢漬け。 彼女のもうひとつのふるさとであるモンテネグロではポピュラーなものだそう。 手紙には、鉄分も豊富だということや 元気でがんばってねという言葉がならんでいた。 昨晩いただいたキーマカレーととも…
このあいだ、新年会で深夜帰宅したら鍵がないことに気づきまして。 鍵がないと家に入れない、という明白な事実を前に呆然としつつ漫画喫茶で寝ることに。 ちいさな寒い個室で寝っ転がって、わたしは 地面に寝っ転がったまま動かないホームレスとか戦災孤児を…
Photo: 後楽園 後楽園の近くに来たので立ち寄ったものの、 お花は咲いていないし天気も曇っているしなぁ、と思っていたら 奥の梅林にふくらむつぼみと、ちらほらお花が。 うすい光のなかの梅。 人もいないし、とても幻想的でした。
Photo: 5th Ave.NE Seattle, WA 今年をふりかえると、とてもいい方向に変われた一年だった。 長い逡巡があったけど、 ここ6年くらい続いていた呪縛がようやくほどけていったかんじ。 シアトルに行ったりいろんな人に会ったりして 今まで見ないようにしていた…
シアトルにいた一か月の間、 はじめて会ったひとでも1時間でもいっしょにお話しすれば 別れるときハグして"Nice to meeting you!"と言い合った。 まるで、ナイスではない出会いなんてないみたいに。 日本で、「会えてよかった」と言うのはおおげさな感じがし…
わたしの趣味の一つに、若葉をさわることがある。 もちろん、春がいちばんめまぐるしい季節だけれど 冬もそれなりにいそがしい。 とくに柊。 この真冬に、こんなやわらかな芽をつける、そのけなげさたるや。 さわらずには通り過ぎられない。 そして柊のつけ…
クリスマスに岩手の仮設住宅にサンタをしにいくのですがそこに飛び込む前に「なんで私は行くの?自己満?寄付したほうが?モヤモヤ」と思うのです。(ありがちw)でも、なるほどなと思う考え方がありました。すごくかわいくて今すぐ着たい服が1万円だとする。レ…
Photo: Shiba, Minato-ku さて。元気に就活中です。(毎日楽しい!) 今日、人事の人とにフィードバックをいただく機会があったのだけど フレッシュさがない。 落ち着きは中途採用の人でいい。新卒市場においてフレッシュさがないのはうんぬん。 と言われた…
つぼみは、要するにこどもってことだから つぼみを形容する言葉はかわいらしい、とか見守りたい、とかそういうものだと思う。 なのに。 彼女には「気高いなぁ」と感じてしまった。 きりっと首をあげて。 冬の花は総じて凛と気高いけれど、 つぼみでさえ、見…
大学生になってから、思わぬ方向からぶわっと、春風が吹くように救われることが多々あった。たぶん救った側もその意識なしに。 ひとつに、「居場所」という言葉。 居場所がないなぁとか、居場所をうしなわされたと思ったときに、なんとはなしに英語ではなん…
朝、コーヒーいれて「なにかひと口の時間」(by プーさん)。 このクッキー、ベルギーのPoppiesのもので、 さくさくしてシナモン風味でおいしい。 紅茶にもコーヒーにもあう味。 自分でいれたくせに、誰かからちいさな贈りものを こっそりもらったような気が…
Photo: CHIHIRO ART MUSEUM, Azumino どうしてこんなに穏やかで愛に満ちたひとでいられるんだろう、と 思わせられる人が数人いる。 そのひとたちと、それぞれ、飲む機会があって。 親に対して不満があった、または 愛されていなかった(と思っている)ことを…
photo: Gas Works Park さて、就活前に立ちはだかる自己分析。 20数年しか生きていないのに波乱万丈だったわたしの人生を直視することになる。 なんでこんなにハードモードの人生歩んできたのかと、動揺したり 自分がどれだけ愛されていたかということにあら…
夏は、熟れて死んでいくようにじわじわと終わるのをはっきりと自覚するけど 秋の終わりって風が冷たくなったときかな。 ぼんやりと眠ったあとの巨峰が、ずっしりとみずみずしくて甘い。
photo: 津屋崎 恋ヶ浦 さむいな、と思いながら歩いているときふと思い出す、 野口健さんの雪山の話。 雪山はまったく「におい」がないから、 においの缶詰をもっていくんだと。(うなじの香りとかの缶詰があるらしい) 五感の一つでもきかないときの、「生き…
photo: Castel Sant'Angelo ずきずきするほど、好きだなと思うひとがいて。 とはいえ、おつきあいしたいというのではなくて、それが 自分でもふしぎだなぁと思っていたのですが。 彼に対する自分の気持ちは、焦げるような憧れだったのかも しれないと気づい…