砂漏

砂漏(さろう) きらきらすべりおちる時間のなかで、去ろうとする思いをとじこめて

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あまりに良い。Eddie Higgins Trio

Eddie Higgins Trio - You Mast Believe In Spring ... いちょうがきらっきらと輝いて、なんともいえない光が生まれていて 心がいっぱいになってAutumn Leavesを聴きたくなり。 ゆうちゅぶで探したらEddie Higginsというひとに出会った。 しらべたら「知る人…

おとなになるということ

Photo: CHIHIRO ART MUSEUM, Azumino どうしてこんなに穏やかで愛に満ちたひとでいられるんだろう、と 思わせられる人が数人いる。 そのひとたちと、それぞれ、飲む機会があって。 親に対して不満があった、または 愛されていなかった(と思っている)ことを…

情念、だれかの愛の深さ

photo: Gas Works Park さて、就活前に立ちはだかる自己分析。 20数年しか生きていないのに波乱万丈だったわたしの人生を直視することになる。 なんでこんなにハードモードの人生歩んできたのかと、動揺したり 自分がどれだけ愛されていたかということにあら…

Mompou: Musica Callada

Mompou - Musica Callada - YouTube あんまり詳しくないんだけど、「ジャズ」でも、「クラシック」でもなく、 Mompouだと思って聴いている希有なピアニスト。 あえて分類するなら「しずかな音楽」・・・Musica Calladaという この曲のタイトルそのもの。 「…

はかない習性、つよさと弱さ。

Photo: Lake Union, Seattle 1951年の『詩学』読んでいて、震えるほどいい詩を見つけた。 「生理」大畑専 おまえは身を起す つかれた肉體のなかから おまえは衰えている さまざまの形の内臓のなかで おまえは見つめている 瞳孔から立去つてゆくトルソの列を …

ブラッスリー・ル・リオンの洋梨タルト

ふらふらしてるとき、たまたま通りすがったBrasserie Le Lion わたしの好きなヌガー・グラッセがある(めずらしい)!!と吸い寄せられたのに ショウ・ケースのなかのタルトがとってもおいしそうで、 洋梨タルトをオーダー。 これがダロワイヨぶりの大ヒット…

終わりとはじまり

夏は、熟れて死んでいくようにじわじわと終わるのをはっきりと自覚するけど 秋の終わりって風が冷たくなったときかな。 ぼんやりと眠ったあとの巨峰が、ずっしりとみずみずしくて甘い。

五感をとぎすます

photo: 津屋崎 恋ヶ浦 さむいな、と思いながら歩いているときふと思い出す、 野口健さんの雪山の話。 雪山はまったく「におい」がないから、 においの缶詰をもっていくんだと。(うなじの香りとかの缶詰があるらしい) 五感の一つでもきかないときの、「生き…

小さな気まぐれ

photo: Castel Sant'Angelo ずきずきするほど、好きだなと思うひとがいて。 とはいえ、おつきあいしたいというのではなくて、それが 自分でもふしぎだなぁと思っていたのですが。 彼に対する自分の気持ちは、焦げるような憧れだったのかも しれないと気づい…

ポトフとグリム

立冬なので、ポトフ作った。 ポトフ作るたびに思い出すグリム童話。ねずみと、小鳥と、ソーセージがいっしょに暮らしていて、ソーセージの役割は料理。スープをつくって、さいごに自分が飛び込んで鍋をぐるぐる回ってじぶんの脂(ファット)と塩気をとかして…

脳は大食い。

お勉強のあいまに、あまいもの。 わたしは甘党ではないのであまり食べないけど、 頭つかうと脳が糖分を欲する。 Gâteau voyageのパイシュー だいすきでときどき食べる。 もったりした塩キャラメルのクリームとさくさくの甘くないパイがおいしい。 そしてコー…

ターナー展

お天気がよかったので東京都美術館でターナー展観に行ってきた。 正直、そんなに期待していたわけでもなく さいしょの展示室では 「ユベール・ロベールのほうが好きかも・・・(ていうかなんでこんな人気なん)」 (´・ω・`)と思いながら見てたけど 「ディド…

ブログ再開

Twitterは文章としての精度が低いし Facebookは友だちの数が増えすぎて考えをさらけ出せなくなった。 まとまって考えをつづりたいときにつづります。